お子様とビジョントレーニング

視覚は共有することができません。視覚は経験則にともなって表現されます。

同じものを見ているのに、絵を書かせると同じものなのかな？ということはわかりますが、表現や視点が全く異なると思います。

言葉も同じことが言えます。ですので、一語一句同じ表現をする人は非常に少ないと思います。
しかし、宿題や課題などは共通のものを行い、全く同じ回答をしなければなりません。

そこに違和感を感じている子は少なくないと思います。

適切な指導とは

発達検査などで、苦手なものが発覚した場合に、よくあるケースとして、苦手なものの教材をたくさん繰り返させるなどの指導が多く見受けられます。

果たしてそれでよいのでしょうか？

発達検査で行われた結果はあくまでもアウトプットされたものです。

そのアウトプットに介入すべきでしょうか？

アウトプットは、インプットから情報処理され、出てきたものがアウトプットなのです。
見えていなければ？
考えたことがなければ？
そんな状況でアウトプットは正しくなされません。

インプットを見直す

特別支援学校や地域の学校にお邪魔することが多く、下記のような質問が非常に多く寄せられます。

この子はどのように見えていますか？

もし、アセスメントを行い、その子の見え方に理解ができるのであれば教材の選定、トレーニングの方法や促し方、関わり方などが大きく変わっていきます。

アウトプットされた情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、アウトプットの源はインプットであり、インプットは五感から脳に提供されるきっかけであるということ。