前回記事では、目と自律神経の関係性について紹介しました。
今回は、野球選手やサッカー選手など、トップアスリートの計測で判明した驚くべき結果から見えてきた
【視機能】の重要性について触れていきたいと思います。
プロ野球選手を40名ほど計測したことがありました。
3球団に限られた情報になりますが、驚くべきことが分かりました!
バッター(野手)は100%内斜、投手は内斜も外斜もいるという結果になったのです。
バッターは内斜であり、両眼視機能が長けていること。
また、身体的能力が高く、身体が丈夫であること。
今後変化があると思いますが、
精神論(なくなってほしい)にも負けない強靭なメンタルを持っていることが、推測になりますが真っ先に浮かびました。
では、サッカーはどうなるのか。
サッカーはその逆で外斜に人が非常に多くなり、
視覚機能は動体視力よりは周辺視野、状況把握に長けた機能である事が分かりました。
そして、J1〜J3の選手では大きく視覚機能の開きがあることが計測され、
視機能が重要であることを再確認させていただきました。
トップアスリートをチェックすることで見えてきたことは、集まるべくして集まった機能の持ち主の集まりであること。
そうであるならば、子供の時から特徴を見出しトレーニングやケアをすることで、十分トップアスリートになれるのでは?と思いました。
そして、少子化に拍車のかかる日本で今の選手層を引き上げていくためには、数少ない日本の宝である子供たちに効率の良いトレーニング計画と実行が重要ではないかと感じました。
斜位を知ることでその子の性質が分かり、 性質を理解することでその子の言動の傾向が予測されます。
◯内斜の子は、一つのことに何時間も集中する傾向があり、
◯外斜の子は、次々と活動的に遊びを変えていく傾向があります。
「あれ?もしかしたらうちの子って」と、お子さんが遊んでいる様子を思い出して、
そう思い当たるところはありませんか?
性質にあわせたトレーニングを組んであげることで、
飽きずに楽しく取組むことが出来るので、いつの間にか続けれたやれたよ!の出来たんだ体験が生まれます
「なんで?」と言わなくても良いですし、言われなくても良いので、お互いにストレスフリーですよね♡
トレーニングを組むには、お子さんの性質を知ることから!そして何より楽しみましょう
次回は、スポーツパフォーマンスと視機能について紹介したいと思います。