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【コラム】ちゃんと見るための7つの習慣◆Part4〜7

前回記事に引き続き、
ドイツの光学医療機器・レンズメーカーのCarl ZEISS(以下、ツァイス)社が、
子ども用メガネレンズの説明に利用している「7つの習慣」の解説【第2弾・Part.4〜7】です。
 
 
「ちゃんと見る」環境を提供するためには、
視力環境を矯正しましたのひと言では終われない。
 
『ちゃんと見るための7つの習慣』Part4〜7、
https://medithink.co.jp/a2mag/komatsu/20200619/10819/

 

4.適度な休憩をとる
これは気分的な問題もありますが、近視の進行は長時間の近圏作業環境も指摘されています
眼を休ませるためには近くの作業を中断し、遠くを見る時間を作るとよいでしょう。
ケースとしてよく聞くNG行為は、「勉強する→休憩にスマホゲーム」なんてことは、絶対にしないでくださいね。
また、勉強机の配置はどうでしょうか?
✔ 壁面に配置していませんか?
✔ 多機能デスクで目の前が衝立や本棚ではありませんか?
 
 
実は、その環境もよくありません。
部屋の中心にむける(職場のような)机配置にすると、息抜きをするときに自然と遠くを見る機会が増えます。
是非、お子さんのお部屋の環境も確認してみてください!
 
5.健康的な食事を摂る
人の身体は、全て栄養で動いています。
そして、身体の成長・発達はタンパク質が重要な栄養素になります。
(勿論、ミネラルやビタミンなどたくさんありますのでバランスが重要)

糖質を多く摂りすぎていると、タンパク質や鉄の吸収が阻害され、眼に必要な栄養が運ばれにくくなります。
栄養の摂取を今一度、見返してみてはいかがでしょうか。
※日照時間が少ない地域は、ビタミンDが不足しやすいためビタミンDの豊富な食材やサプリが有効と考えます
 
6.十分な睡眠をとる
睡眠は「再構築」という、
寝ている間に過去に行った運動経験を組み直し成功に導いてくれるシステムがあります。
 
良い睡眠を取るポイント
✔適度な運動
✔栄養
✔睡眠中の鼻呼吸
✔朝日に含まれるブルーライト(日の出〜AM10:00)を浴びること
 
 
眼に朝日を受けると、セロトニンが抑制されます。
抑制されることで、約13時間後に眠くなるという体内時計の調整をしてくれます。
 
口呼吸は大量の酸素を取り入れるというメリットはありますが、
鼻呼吸に比べて脳に到達する酸素は50%減になります。
 
寝息やいびきが出たり口が開いている状態で寝ている場合、朝に弱くボーっとしている人が多いですね。
睡眠の質も下がる為、「再構築」が行われず日中の取り組みが上手くいかないという悩みも増えてしまいます。
呼吸に関しては、専門の知識を備えている内科や歯科の先生に相談してみてください。
 
7.照明環境に気をつける
人は光を眼に受けて情報を得ることが出来ています。
その「光の質」も十分に気をつけなければなりません。
 
上記7つの習慣を元に、皆さまの日常生活と照らし合わせてみて下さい。
出来ていることは続けていきましょう。ちょっと努力が必要なところは、
お子さんと一緒に話し合ってみるのも子ども自身の理解に繋がり良い時間になるのではないでしょうか。
 
このように子どもに「ちゃんと見る」環境を提供するためには、
視力環境を矯正しましたのひと言では終われないことがわかってきます。
 
「ちゃんと見る」為の視機能環境を整えてあげることは、
いわゆる身体と生活の環境を整えてあげることに通ずるのですね。
 
習慣化することは難しいことですが、
子どものようにより素直な状態のうちに大人が習慣を教えてあげることは、
その先その子の長い人生の中で大きな宝物になるのではないかと思います。